ガーディスト~君ヲ守ル~
第13章 和解
「そう思われても仕方ないですね」
祐司は覚悟を決めているようだ。
「まぁ…今回の事件は不明な点が多い。おめぇらが絡んでるってことは…やっぱり霊絡みなのか?」
「…そうですね。でも、そんなこと、世の中には通用しないでしょう?」
「まぁな…」
斉藤は視線を下に落とした。
つばきは2人の会話を聞いて急に胸騒ぎがした。
(もしかして…ゆーじ…逮捕されちゃうってこと?)
つばきは祐司を見た。
(そんな…ゆーじはただ取り憑かれてただけじゃない…)
あたしが殺されそうになった時、
助けてくれたもん!!
自分を犠牲にして…
隣で今にも泣き出しそうな顔をしているつばきに気づき、祐司は優しく微笑み、頭を撫でた。
「やだ…ゆーじ…行っちゃやだ…」
わかってる…
取り憑かれてたなんて理由がきかないこと…
だけど…
「ゆーじを連れてかないで…」
つばきは祐司の袖を掴みながら、弱々しく言った。
その様子を見てた斉藤は、穏やかな表情でフッと笑った。
「祐司…おめぇにも、大事なもんがあんだな」
そう言って斉藤は、椅子から立ち上がった。
祐司とつばきは斉藤を見上げる。
「まだ逮捕するって決まったわけじゃねぇからよ、安心しな、嬢ちゃん」
そう言って斉藤はニコッと笑った。
「斉藤さん…」
「んじゃ、またな」
手をヒラヒラさせながら、斉藤は祐司たちに背を向け部屋を出て行った。
祐司は覚悟を決めているようだ。
「まぁ…今回の事件は不明な点が多い。おめぇらが絡んでるってことは…やっぱり霊絡みなのか?」
「…そうですね。でも、そんなこと、世の中には通用しないでしょう?」
「まぁな…」
斉藤は視線を下に落とした。
つばきは2人の会話を聞いて急に胸騒ぎがした。
(もしかして…ゆーじ…逮捕されちゃうってこと?)
つばきは祐司を見た。
(そんな…ゆーじはただ取り憑かれてただけじゃない…)
あたしが殺されそうになった時、
助けてくれたもん!!
自分を犠牲にして…
隣で今にも泣き出しそうな顔をしているつばきに気づき、祐司は優しく微笑み、頭を撫でた。
「やだ…ゆーじ…行っちゃやだ…」
わかってる…
取り憑かれてたなんて理由がきかないこと…
だけど…
「ゆーじを連れてかないで…」
つばきは祐司の袖を掴みながら、弱々しく言った。
その様子を見てた斉藤は、穏やかな表情でフッと笑った。
「祐司…おめぇにも、大事なもんがあんだな」
そう言って斉藤は、椅子から立ち上がった。
祐司とつばきは斉藤を見上げる。
「まだ逮捕するって決まったわけじゃねぇからよ、安心しな、嬢ちゃん」
そう言って斉藤はニコッと笑った。
「斉藤さん…」
「んじゃ、またな」
手をヒラヒラさせながら、斉藤は祐司たちに背を向け部屋を出て行った。