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ガーディスト~君ヲ守ル~

第13章 和解

「まもちゃん…」



呟いたあと、ククッと笑う圭吾。




「圭吾っ…言うな!」




護の顔は更に赤く染まった。




つばきもつぐみも、祐司も乙姫も、みんなクスクスと笑う。




「も、もういい!俺は寝る!」




そう言って護はベッドに潜ってしまった。




「あ~あ、まもちゃん、拗ねちゃった」




つばきが言うと、




「“まもちゃん”、起きてくださいよ」




乙姫も、真似をする。





「ね、ゆうちゃんからも言ってあげてよ」




「……」




つばきが調子に乗って言うと、一瞬場が静まり返った。




「…つばき…」




はあ、と祐司は額を抑える。




「ああ、そうだ!!俺らはまもちゃん&ゆうちゃんコンビなんだぜぇ!!」




ベッドに潜ってた護が、開き直りながらガバッと出てきた。




「な!ゆうちゃんww」




身を乗り出して、祐司の肩をバシバシ叩く護。




「祐司が“ゆうちゃん”…」




圭吾は更に肩を揺らしながら笑った。
つぐみもクスクスと笑う。




「それじゃあ、これからも“まもちゃん&ゆうちゃん”コンビで頑張ってもらおうかな」




乙姫もニコニコしながら言った。





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