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ガーディスト~君ヲ守ル~

第13章 和解

「つ…つぐみさぁぁあんっ」




つばきは突然、つぐみに抱きついた。
驚いて目を丸くするつぐみ。




「つらかったはずなのに…ありがとうって……あたしっ…めちゃくちゃ嬉しいよぉ」




つばきは顔をクシャクシャにして泣き出した。




「あたしも…取り憑いたのがつぐみさんで良かったぁ……ありがとぉぉ…うえ~ん」




「つばきさん…」




泣きじゃくるつばきの背中を、つぐみはそっと優しくさする。




(つばきさんもずっとつらかったんだね…)





恨まれて事故にあって、




知らないうちに他人に憑依してしまって…




不安にならないはずがない…






きっと私たちは、




無意識にお互いを必要としていたのかもしれないね…




悩んで苦しんで…




そして、
お互い大切な人と出会えた…





きっと、
全てはつながっている…






あなたに会えて良かった




…ありがとう








つぐみの瞳から、涙がこぼれ落ちた。





祐司たちは、2人の姿を温かく見守った。













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