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ガーディスト~君ヲ守ル~

第14章 それぞれの道

「…っ」



つばきの瞳に、涙が溢れた。



思ってもみなかった祐司からの告白に、胸がいっぱいになる。



流れる涙を、祐司は指ですくった。



「…なんで泣くんだよ」



「…だって…嬉しくて…」



つばきは、潤んだ瞳で祐司を見上げた。



「…あたしもずっと、ゆーじのそばにいたい」



そう言って、満面の笑みを浮かべた。



















「いやぁ、良かった良かった♪」



パチパチパチパチ



突然、拍手と共に乙姫の声が聞こえてきた。
祐司とつばきは驚いて固まる。



「2人ともおめでとう♪」



「社長さん…いつからそこに?」



つばきが顔を真っ赤に染めながら言った。



「ん?祐司くんが『お前を守りたい』と言ったところからだよ♪」



ニコニコしながら乙姫は言う。
それを聞いて祐司は更に固まってしまった。



「まぁ、告白を聞くつもりはなかったんだけどね♪
ちょっとつばきちゃんに頼みたいことがあってさ」



「頼みたいこと?」



照れながらも聞き返すつばき。



「うん、あのね…」









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