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ガーディスト~君ヲ守ル~

第14章 それぞれの道

その頃、つぐみと圭吾は…。




「…全く、お酒が呑めないのにどうして無理して呑んだんですか?」



圭吾は半ば呆れながら、水の入ったグラスをつぐみに渡した。



あの後一気に酔いが回り、気持ち悪いとトイレに駆け込んだつぐみ。
圭吾はずっと介抱していたのだ。



「…ごめんなさい…」



先ほどの陽気な姿は跡形もなく、いつもの大人しいつぐみに戻っていた。
つぐみは水をコクコクと飲み、一息つく。



「…何か理由があるのですか?」



「……」



「祐司くんのこと…まだ好きなんですか?」




切ない瞳で、圭吾はつぐみに問う。



「…違います…」



つぐみは、潤んだ瞳で圭吾を見上げた。



「……“さやか”って誰ですか?」



その言葉に圭吾はハッとした。



「さっき、着信あったからって圭吾さんが席外した時、気になって会話を聞いてしまって…」



「……」



「さやかさんとは…どんな関係なんですか?」




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