ガーディスト~君ヲ守ル~
第3章 恋の予感
給湯室でお茶の準備をしていると、護がやってきた。
「びっくりしたわ~ほんとに霊が書いたんだな」
つぐみの筆跡は最初に書いてもらった依頼書で知っている。
「俺が寝ている間に接触してたなんて…良かったのか悪かったのか」
護がそう言うと、祐司は「あ」と声を出した。
「先輩、そのこと社長に報告したんですか?」
「えっ…いや…」
護が慌てる。
「どのみちすぐにバレると思いますけどね」
「お~まいがっ!」
護は頭を抱えた。
「なにやってんだ、護」
圭吾が背後から現れた。
その存在に気付くと、
祐司はそそくさと給湯室を出た。