ガーディスト~君ヲ守ル~
第3章 恋の予感
「よっしゃあ~!報告書終わりっ。祐司 ~、今日は呑みに行こうぜ!俺のおごりだぞ~」
護は上機嫌で祐司を誘った。
祐司も報告書を書き終えたようだ。
上着を羽織る。
「俺、寄るとこあるんで」
サラッと断る。
「ちょっ…お前付き合い悪いって!」
「お疲れ様です」
スタスタと歩いていく祐司の後を、護は追いかけた。
が、乙姫社長に阻まれる。
「護くん、良かったら僕に付き合ってくれるかなぁ?」
「しゃ…社長…」
ニコニコ笑う乙姫。
「僕が精神を鍛え直してあげるよ」
そう言いながら肩をポンと叩いた。
「え…いや…うっ…」
護の顔が引きつった。
「さぁ、行こっか」
強引に護を連れ去る乙姫。
それを横目で見て、
祐司は「ご愁傷様」と呟いた。