ガーディスト~君ヲ守ル~
第6章 束の間の休息
―午後5時。
祐司たちは駅前のホテルに到着した。
エレベーターに乗って15階まで上がる。 レストラン会場に着くと、入り口にはたくさんのお祝いの花が飾られていた。
「いらっしゃいませ」
入り口近くに行くと、ウエイターの人が出迎えてくれる。
「うわぁ…」
奥に進むと、豪華な料理が目に飛び込んできた。
「ビュッフェなんですね…すごく美味しそうです!」
つぐみが目をキラキラ輝かせていると、隣で祐司がクスッと笑った。
「好きなだけ食べてください」
祐司がお皿を持ってきてくれる。
「ありがとうございます…」
つぐみは照れながらお皿を受け取った。
(夢みたい…)
目の前には豪華な料理、隣には憧れの人…。
いきなりこんなに幸せになっていいんだろうか…。
料理をお皿に盛ると、つぐみと祐司は空いてるテーブルに座った。
「すごい、街が一望できるんですね…」
「もう少ししたら、夜景が見れますよ
」
もう最高のシチュエーション…
つぐみは胸がいっぱいになった。