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ガーディスト~君ヲ守ル~

第7章 闇の声


ザアアア……



雨が降っていた。



傘も差さずに、親子が歩いていた。



父親と少年。



少年は父親に腕を引っ張られながら、歩かされていた。



「さっさと歩け!!」



父親が、怒鳴る。



少年は唇を噛みしめ、グッと拳に力を入れた。



その時。



少年の視界に、光るものがうつった。




ドス…




それは、何かを突き刺していて、



すぐに赤いものが、目に飛び込んできた。



「あ……ぐ………」



目の前で、父親が倒れた。



たくさん血を流して倒れている。



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