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ガーディスト~君ヲ守ル~

第7章 闇の声




ウゥ~…



遠くからサイレンの音が聞こえてきた。



男はハッとする。
目の前の惨状を見て、顔色が変わる。



「……え……な、なんだこれは……」



カラン、と手からナイフが落ちた。



「お、俺がやったのか……?」



男は目を見開いて、目の前にいた祐司を見下ろす。



「坊主…見てたのか…?」



祐司は父親の姿を見たまま動かない。



「俺が…やったのか?」



男は放心状態のまま、その場に立ち尽くした。




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