
もしも僕がね、
第4章 大切
「ちょっ…やめ…耳……なめんなっ!…」
生々しい水音が聞こえる。
「そんなこと言われて…やめる奴がどこにいる…?」
「っ…うるさい、耳元でしゃべんな…っん!」
かぷっ…とあまがみされる。感じてしまうと同時に一つの疑問が大きくなる。
「……はや、かわ…」
「何だ?」
早川も動きを止める。
「何で…俺にこんなことするの…?」
訊いてから…少し後悔した。
もしかしら…これは俺をからかってるだけなのかもしれない、と思った。
「おい、それは新手のいやがらせ…か?
逆に質問するがなんでお前はこういうことをしてくる俺を受け入れるんだ?」
……早川の手が頬に触れた。
「……わかんない…早川…だから、されても…嫌じゃない…のかも。」
「お前……それは俺のことを好きだということを自覚してないのか」
早川に言われて…何か胸のつっかえが取れたような気がした。
生々しい水音が聞こえる。
「そんなこと言われて…やめる奴がどこにいる…?」
「っ…うるさい、耳元でしゃべんな…っん!」
かぷっ…とあまがみされる。感じてしまうと同時に一つの疑問が大きくなる。
「……はや、かわ…」
「何だ?」
早川も動きを止める。
「何で…俺にこんなことするの…?」
訊いてから…少し後悔した。
もしかしら…これは俺をからかってるだけなのかもしれない、と思った。
「おい、それは新手のいやがらせ…か?
逆に質問するがなんでお前はこういうことをしてくる俺を受け入れるんだ?」
……早川の手が頬に触れた。
「……わかんない…早川…だから、されても…嫌じゃない…のかも。」
「お前……それは俺のことを好きだということを自覚してないのか」
早川に言われて…何か胸のつっかえが取れたような気がした。
