平和のために
第4章 クラスメート
「…ってな訳でね、
疼貴くんと友達になろうと
思うんだけど…」
私は親友の紫音と
なぜかいつも
私たちに絡んでくる拓哉に
話していた
二人とも顔を合わせて
「やめた方がいいと思うよ
疼貴は多分
孤独を望んでるだろうし」
「今までだって話しかけて
会話成立したって
聞いた事ないもの」
って言われちゃったけど
「やっぱダメだよ
私これから
一日一回は話しかける!!」
と言ってから早一週間…
未だに彼は
心を開いてくれなくて
と言うか話す機会も
時間もなくて
収穫なし…