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トライアングル・ラブ -素直になれなくて-

第3章 名前



「答えねーってことはタイプなのか?」


ニヤニヤしながら楽しそうな純を俺は睨み付けた。


「うぉ。裕也君コエー。」


笑っている純からは全く怖がっている素振りはない。


ふざけあっているとあっという間に分かれ道に着いた。


「じゃ、また明日!」

「おう。」


俺と純は自転車に跨がりながら手を振って別れた。

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