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えっちな理科準備室

第12章 過去への想い

「おっかしいなぁ、カギはしめたはずだったんだけど・・・壊れちゃったかな?」

「ごっ・・・ごめんなさい・・・お邪魔しましたっ!」

男の子が苦手な私は、逃げるようにその場を去ろうとしました。

「ちょっと待って!」

私の足はピタリと止まりました。

「えっ・・・なんですか?」

「ここで僕が一人で実験をしているのはヒミツにしておいて欲しいんだ、あの・・・ほら、僕、実はこの部屋先生の許可なく勝手に使ってるんだよね・・・ハハハ・・・」

悠馬くんは参ったなぁといった感じで苦笑いしていました。

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