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えっちな理科準備室

第14章 最終章:さよなら理科準備室

しかしあゆみは僕の事を相変わらず悲しげな眼差しで見つめるだけだった。

「どうして!!!僕の発明はカンペキだ!!助けろよ!!!あゆみ!!!」

『そう、僕の命令は絶対だ。本当に完璧な薬だよ』

「・・・じゃぁ何故あゆみは僕を助けないんだ?!」

『簡単な事だよ、きみが目覚める前にあゆみには僕の方から暗示をかけさせてもらったんだ』

「なっ・・・」

『今後一切、僕の命令を聞かないようにしなさい・・・こんな具合にね。これを校内放送で全校生徒に聞かせるっていう手も考えたけど、きみならすぐに打開策を打ち出してきそうだったからね』

『さてと、最後のひと踏ん張りだ』

そう言うと
僕の意識は思考の奥へ追いやられていった。

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