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好きって言わない距離

第3章 二人だけの一夜

「帰らないで…とも言ってた」


「…ホントに?」


「さあな」


また悪戯っぽい顔をした。


「もうからかわないでよ」


榊原君ってちょっと意地悪だ。


「熱どうかな?計ってみろよ。昨日は40℃ちょっとあったぜ」


榊原君の手が私の額に触れた。


きゃあ~近い、恥ずかしい!ドキドキする。


「ん?まだ顔赤いぞ」


違う、違うこれは榊原君のせいだよ。


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