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好きって言わない距離

第3章 二人だけの一夜

まだ熱があったせいか微睡んでいたら、
榊原君が帰ってきた。


私がベッドに居るのを確認したら、キッチンへ行ってしまった。


トントンとリズムよく包丁の音が聞こえる。


しばらくすると、榊原君は美味しそうな野菜や玉子入りのお粥を持ってきてくれた。


「おい、少し食えるか?」


「作ってくれたの?」


「ああ、結構イケるぜ」


榊原君の手料理食べれるなんて幸せ…


「ありがとう」


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