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好きって言わない距離

第8章 わからない…

学校は早くも終業式だった。


榊原君は特に変わらない態度だった。


でも、私はいつも通りには出来なくてつい距離を作ってしまった。


「美優、週末泊まりに行っていい?」


彩菜が元気のない私に声をかけてくれた。


「夏休みだし、パジャマパーティーしようよ!」


レイカが明るく誘ってくれる。


「うん、そうだね」


二人の気持ちが嬉しかった。


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