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星空の下。

第1章 流れ星。

「茉里亜~、ご飯出来たよ~。」

リビングから母の声がした。

『やった。今日は肉じゃがだ!!』

リビングのドアを開けたら
いい匂いがした。

テーブルには
肉じゃがが入った2つのお皿が向かい合っている。

この新しい家は
母と2人で住むには少し広い。

つい、この間まで
広い庭がある1軒家に家族4人で住んでいた。

しかし、両親の離婚によって
私と母は日本へ。
兄と父はアメリカに残った。

兄は現在、
アメリカの大学に通っている。

あの、賑やかな食卓が
今は恋しく感じる。

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