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愛しい人~テニプリ~

第4章 #4

普段は年相応か、少し大人びて見えるミラも寝てるときは、少し幼く見える。


伏せられた長い睫毛が、未だ忘れることのできない人と重なる。


目にかかる長めの、ふわふわした髪をそっと払う。






前にも同じようなことがあった。


その人の寝顔を見たのは一度だけ。


ホームルームが早く終わって部室に向かうと――。


『英二先輩?』


部室の机に突っ伏してる人がいた。


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