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私だけを見てよ。

第5章 迷い。



待ち合わせの10分前、絢美はそこにいた。

観光名所の海岸公園。

そこはカップルがよく愛を語り合う、

恋人の聖地と呼ばれる場所。


おっきなイルカの像があり、目印になるから

そこの真下で待ち合わせを提案したのは絢美。


『おーい!』


基臣が車の窓を開けこっちに手を振っている。

絢美は手を振りながら、基臣の車にかけよる。

デートみたい。

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