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私だけを見てよ。

第5章 迷い。



基臣『お腹空いた?食べてきてなかったんだね。』

少し笑いをこらえながら話す基臣。

恥ずかしくて溜まらなくなる絢美。


基臣『…カラオケにでも入る?』

絢美『カラオケ?』


一瞬何故レストランではなくカラオケなのか

絢美の頭に??が浮かんだが、

婚約者がいる絢美に気を遣って、

外で病院の人に顔を合わせないようにと

基臣が気を遣ってくれたのだと納得する。


基臣の車は、市街地からすこし外れた

お客さんの少な目なカラオケルームへと向かった。

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