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契約彼氏

第6章 *好き...





「夏目くん・・・っ!」




「・・・・・」









出入口の階段で見覚えのある背中を呼び止めた美玲。



登りきる手前辺りで振り向かず足の動きだけを止めた陽飛。











「亮ちゃんと会わせるために私を連れてきたの?」



「そっ。
美玲ちゃんを試そうと思って。
そしたら案の定諦めてなくて、まんまとゲームオーバーだったね。」









冷たく言い放つと、再び階段を上り始めた陽飛の背中に向かって美玲も階段を駆け上がる。



そのまま陽飛の背中に突進した。




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