テキストサイズ

契約彼氏

第2章 *出逢い...




迷路のように建ちはだかるラブホ街を必死に走り抜ける美玲。




今の自分の場所なんてわからない。





とにかく今は人の目に触れたくなかった。









人気のない細道でしゃがみこんだ美玲は、その場でゆっくり瞳を閉じた。




あのまま、あのおじさんと一晩過ごしたって良かった。


私が誰に抱かれようと、もう誰も干渉しないし悲しんだりもしない。



昼間は真面目な銀行員、夜は男をタブらかす売春婦―・・・



こんな変わったストーリーも悪くない。







気付いたらそのまま夢の中へと引き込まれていた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ