契約彼氏
第3章 *越えた一線...
夏目くんがシャワーを浴びてる間、積み重なった漫画に手を伸ばすと、
♪…♪~♪…♪~♪…♪
隣に置かれた携帯電話が震えだす。
見るつもりなんてなかったけど、画面が上向きに置かれたスマホだったからメールの文章が目に入ってしまった。
From.柚季奈さん
title. Re:Re:Re:
陽飛おはよー
今日7:30集合忘れるなよ♪
ゆき姉が厳しく教えたる!
屋上で待ってるからねんっ
たぶん、先輩からのメールかな?
ちょっとだけ胸に違和感を感じて、柚季奈さんって人がどんな人なのか想像しちゃう。
美容師さんだもん、きっと綺麗でお洒落なんだろうな。
夏目くんの好きな人ってこの人かもしれない―・・・・