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契約彼氏

第3章 *越えた一線...





「お疲れー。


あれ?松野ちゃん、だいぶ前にあがらなかった?」









更衣室で準備にもたついてたら、先輩たちも次々とあがってきた。











「なになに?デート?笑」



「え、まさかー!
友達とご飯食べに行くだけですよ!」











嘘じゃない。



個人的な関係を持ってしまった今ではただのお客様ではなく友達だもん。











「お先に失礼します。」



「うん、お疲れー」










銀行を出るのに物凄く緊張する。



ATMの前にほんとにいるのかな。



どんな顔して会えばいいんだろう。






ドキドキする気持ちを抑えながら、社員通用口から外に出た。



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