契約彼氏
第3章 *越えた一線...
「んっ・・・・・・・」
割れるような頭の痛さで目を覚ますと、真っ暗な状況に辺りを見回す。
目が暗闇に慣れてきた頃、見覚えのない部屋の様子に今度は恐怖心で固まった。
「え、なに・・・やっ・・・!」
自分の服に触れると、さっきまで着てた服装と違うことに気が付く。
どうして?何が起きたの?
私、今日は夏目くんと会ってたはずなのに・・・・
頭が痛くて、思い出したくても考えられない。
ゆっくりベッドから降りると、壁伝いに電気を探す。
とりあえず、ここがどこか把握したかった。