契約彼氏
第2章 *出逢い...
遠距離恋愛中の優子の彼氏は来週から夏休みで、今日の夜大阪から帰ってくる。
「それにしても亮くん忙しいね。
こんな時間まで仕事なんて。」
「うん。でも私はまだ同じ東京だから。
優子に比べたら全然。」
時計を見れば22時を過ぎていた。
「あ、そろそろ新幹線着くかも!
東京駅まで行かなきゃ!」
「じゃあ行こっか。」
なんだかんだ4時間は語ってる。
やっぱり同期との飲みは気楽で楽しい。
「じゃ、また月曜日!」
「うん、またね。
週末楽しんで♪」
「美玲こそ!
亮くんによろしく!」
駅で優子と別れて、帰路につく路線の方へと歩く。
時間が遅くなるにつれて人が増えるのが繁華街の特徴―・・・
あぁー電車混んでるのやだなぁ。