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契約彼氏

第3章 *越えた一線...





ストンっとベッドに腰かけると、そのまま後ろに押し倒された。





覆い被さるように上にいる夏目くんにドキドキが止まらない。











「緊張してる?」



「うんっ・・・・」



「俺も。」











そんなわけないと思った。




女なんて数えきれないほど経験してると思ってた。




私みたいに一夜限りが当たり前だと思ってた。












「俺、美玲ちゃんが二人目。」



「ほんとに・・・?」



「こんなことで嘘ついてどうすんのさ。」










夏目くんの恋愛事情にちょっとだけ嬉しくなる。











「私、慣れてるように見える?」










少しの見栄と年上のプライドで意地悪してみる。






夏目くんの少し困った顔がまた可愛くてたまらない。










「慣れてるの?」



「さぁ?どう見える?
経験豊富そう?」










一瞬だけムッとした表情をした夏目くんが私の首筋に顔を埋めて舌を這わせた。




思わず背中を反らせた美玲にソッと囁く。












「もう喋んな。
他の男に抱かれてんの想像したくない。」










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