契約彼氏
第3章 *越えた一線...
「美玲ちゃん...っやばい......」
「...大丈夫......?」
繋がったままの状態で首元に顔を埋めて肩で呼吸を整える陽飛。
美玲は自然に陽飛を抱きしめ頭を撫でた。
「気持ち良すぎて溶ける・・・」
「なにそれ?
ほんとに大丈夫?笑」
「美玲ちゃん・・・」
「ん?」
真剣すぎる眼差しに軽く睨まれる。
それでも上目遣いが可愛すぎて笑いを必至にこらえた。
「満足してない?」
「へっ?」
あまりに唐突な質問に言葉が出ない。
「僕ばかり気持ち良くて、美玲ちゃんは僕じゃ物足りなかった?」
「なんでそうなるの?」
「僕なんか年下だからダメだよね。」
あまりの落ち込み具合に戸惑いを隠せない。
甘える赤ん坊のように胸に顔を埋めてくる。
「夏目くん・・・、」
「あーっ!
あと2年早く産まれてたらー!!」
「そんなことないよ!!」
「!?」
「私すっごく幸せだったよ?
気持ち良かったし、そりゃこんな関係間違ってると思うけど、そんなこと言われたらなんか寂しいじゃん・・・・」