契約彼氏
第3章 *越えた一線...
「・・・ほんと?」
なんてこの子は可愛いんだろう。
年下なんて興味なかったのに、夏目くんの可愛さに私の母性本能がくすぐられる。
王子様みたいな綺麗な顔立ちにマッチした子犬みたいな瞳がたまらなく愛しい―・・・
「うん、ほんと。」
「年下でもいける?」
「年齢なんて関係ないよ。」
「良かった。」
子供をあやす保母さんになった気分で夏目くんの気持ちをなだめる。
確かに夏目くんは可愛い。
顔は私のタイプにドストライクなんだけど、彼氏にするとなると・・・・
「・・・・あ、ごめん。抜かなきゃ。」
「あ・・・。笑」
頼りないというか、甘えられないというか・・・・
「僕さ、前に付き合ってたのも年上だったんだよね。しかも3つ上で背も僕より高くてさ。」
「夏目くん、年上好きなの?」
「いや、そういうわけじゃないんだけど。
タメも付き合ったことあるよ?でもなんか年上の方が長続きするんだ。」
夏目くんは自己処理をして、私も下着をつける。
付き合ってないからか、余韻に浸るわけでもなく、抱きしめ合うこともしない。
「でも年上にモテそうだよね。
なんとなくわかるかも。」
この王子フェイスにやられる子は少なくない。