契約彼氏
第4章 *イメチェン..
「素っぴんで服も昨日と同じなんて一目瞭然でしょ?私を誰だと思ってらっしゃる?」
優子は銀行員ながら、学生時代は派手に遊んでたらしくワンナイトなんて当たり前。
今は若気の至りなんて笑ってられる。
「で、年下はどうだった?
やっぱり若くて持久力あった?」
「優子・・・!」
「嘘だよ、冗談!」
「もうっ・・・!」
気が付いたら涙が止まってて、心のモヤモヤも消えてた。
たった一回の過ちー・・・
大丈夫。
ふたりとも酔ってたんだもん。
忘れよう!
「世の中の男は亮くんだけ?王子だけ?
もっと周りを見なさい!一回や二回体捧げたくらいで何?男に貢献したと思えばなんてことないでしょ!」
優子といると強くなれる。
優子といると笑顔になれる。
優子といると元気になれる。
「そうだね。ありがと!」
私にはまだまだ出会いがある。