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契約彼氏

第5章 *葛藤...





あまりの人混みに陽飛の姿を見失った美玲は、少しでも人を避けようとトイレの方へと向かった。









ドンッ



「あっすみません・・・」



『ねぇ大丈夫?
顔色悪いけど。』









避けきれずにぶつかった男性が美玲の顔を覗き込む。









『何か飲む?水もらお。』



「あ、いえ!
そんないいです!大丈夫ですから!」



『遠慮しないで。
大丈夫。下心とかなしに本当に心配なだけだから。』








「ね?」と差し出された手に、何故か抵抗なく掴まると上手い具合に人を避けて歩けた。



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