
先生達の大人な悪戯
第1章 日常茶飯事だから
振り返ると、 そこには3年の―――‥ 誰だったかな。
ブラウン色の巻き髪、 桃色で小さい唇。その可愛さは流石のあたしもグッときた。
その子は頬をピンクに染めてあたしを見る。
――― あー、 成る程ね。
「 か、 神崎―――‥ 先生? 」
手にはラッピングされたクッキーが入っていた。
あたしは玩具を隠す事なく、 その子に言った。
『 たしか、 アキちゃんだったよね。こんな所まで来てどうしたの? 』
「 か、 家庭科で…… これつくっ―――っ 」
あたしは彼女の前に立ち、 顎を掴みこちらに向けさせた。
ニヤリと笑い、 アキちゃんの桃色の唇に優しくキスをした。
『 ……違うでしょ?ここに来たって事は 、』
噂のこの体育倉庫に来たって事は、
「 せ、 んせ―――ちがっ ……んふぅ ! 」
クチュクチュ ……
美味しい、 柔らかい唇をつい咬みたくなる。
唇を離して、 彼女の耳元に顔を寄せる。
『 何が違うの?――― こんな顔して、 本当は期待して来たんでしょう? 』
こうされるのを。
