えっちな妄想は生きる糧。
第1章 妹×兄@お家で
「あぁ…っ…はぁ…っん…っ…ふぅ…ん」
肩で大きく息をしながら痙攣し続けるユイ。
はちきれそうな胸がそれに合わせてぷるぷるて揺れている。
辛うじてある意識の中でユイがとろんと霞んでいるであろう視界に俺を捕え、弱々しく俺の腕を掴んできた。
しかしすでにシャワーからの湯や風呂内にこもった湯気、暑い空間のせいか興奮したせいか流れている汗で、俺の腕は濡れてユイの手が滑って床へと落ちる。
「ユイ…大丈夫?」
コクッと小さく頷くユイ。
そして小さな唇を懸命に動かし、ボソボソと俺になにかを伝えようとしているが、よく聞こえなくて聞き返した。
「おにいちゃん…もっと…してぇ…?」
…本当にバカなユイ。
いままで、そんながとても可愛くて好きで仕方なかった。
もう何年間も必死に守り続けてきた前みたいな"兄"と"妹"の関係には戻れないとわかっているのか?
いや、絶対にわかってない。
「おねがい、おにいちゃん…もっと…」
思い、知らせてやる。
俺は湯船に足を浸ける形で座り、壁にもたれ掛かった。
「ユイ、俺のズボン脱がせて…?」