えっちな妄想は生きる糧。
第1章 妹×兄@お家で
「お兄ちゃんっ」
急に部屋の戸が開き、その隙間から妹の可愛らしい顔と声が覗く。
色の白い顔はほんのりと桃色に火照り、長くてウェーブのかかった髪は濡れて雫が滴っている。
「ユイ、お風呂あがったから次いいよ♪」
戸をキコキコと開けたり閉めたりしながら、ユイは無邪気な声で笑いながらそう言った。
「じゃあ、入ってくるよ」
ベッドの上に用意していた着替えを持ち、戸のところでユイと擦れ違う。
ピンクとラベンダー色のボーダーをしたパイル地の部屋着のショートパンツからは柔らかそうな太ももが覗き、お揃いのジップアップパーカーからは少し開けてあるために白い下着と水風船のような胸が見えた。
布地の全てを剥ぎ取り、太ももにキスマークを付けて、その谷間に顔を埋め、壊れるほどに抱いてしまいたくなるような衝動に駆られる。
「お兄ちゃん、きょうはね、いちごみるくの入浴剤入りなんだよ♪お肌ツルツルになるんだぁ」
廊下を歩き、階段を降りる俺に付いてきながらユイが言った。
トテトテと付いてくる姿が、刷り込みをされた動物のようだった。
結局ユイは風呂場まで付いてきた。
「え、俺…風呂入るんだけど…」
ユイは俺がTシャツを脱ぎ半裸になっているにもかかわらず、その場に膝を抱え込み、上目づかいでじっと見つめてくる。
「だって、きょうパパもママもいなくて1人じゃ怖いんだもん…お兄ちゃんあがるまでココにいちゃダメぇ…?」
ユイ…バカじゃねぇの?