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人外娘系

第10章 狐娘『旅館×人間』

高橋「やべぇ、漏れそう」



高橋は右折に曲がる為に駆け足で男子トイレに向かったら右折から食事を運ぶ女性が来た



高橋は急にきた女性に衝突した



ガチャン
ガチャン



高橋「すいませんでした、お怪我はありませんか?」



???「………」



高橋「折角お客に出す料理も俺のせいで……」



しかし相手の女性は無反応



高橋「大丈夫か?俺の声は聞こえるか?」



???「………」



バタバタ



向こうから音に気付き、華林がやってきた



華林「雫!大丈夫?あら高橋さんじゃないですか!」



高橋「どっどうも」



華林「雫!お客様に何したの!」



雫「………」



高橋「いえいえ、女将さん、私はトイレに急いで走ったら衝突して」



華林「お怪我はありませんか?」



高橋「私は大丈夫ですが雫さんは大丈夫ですか?」



雫「………」



華林「すいませんねぇ、昔から無口なので」



高橋「いえいえ、全然気にならないですよ」



華林「そうおっしゃていただくと安心です、ところでおトイレは大丈夫ですか?」



高橋「ヤバッ、もう漏れる」



近づくにトイレがあり、速攻でトイレを済ませた



そして夕方、高橋は部屋に戻る



夕焼けの日差しが部屋を紅葉色と反射し、いい色具合を引き出した



高橋「本当に最高の景色だ!だがこの景色は二度も同じのは見られない」



高橋は両手にカメラを持ち、太陽と山が被さる位置を何度も撮る



カシャ
カシャ
カシャ



太陽が山から沈むと共に辺り一面は薄暗くなった



高橋「………」




そして夕食の時間が来た



華林「お待たせしました、今回は天然うなぎと大間のマグロを使った料理です」



その他も輝く色彩の料理がテーブルの上に置かれる



高橋「やっぱり、ここは日本酒も必要だろう」



華林「かしこまりました、少々お待ちください」



スタスタスタ



高橋「……また食べにくるのかなぁ、あの蜜柑って言う人は」


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