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桜の夢

第12章 枝垂桜

猫は公園の奥へとどんどん進んで行く。

こんな方まで来たことなかったな…。

見たことない景色に次第に歩みが遅くなる。

そして見つけた。

それは大きな枝垂桜だった。

普通のソメイヨシノとは違って、こっちは今が満開だ。

凄い…綺麗…。

その枝垂桜は本当に凄かった。

幹の太さは一人では抱えられないほどだし、てっぺんを見るには首が痛かった。

そしてピンク色の花は綺麗に輝き、妖艶にも見えた。

「知らなかった…。こんなところにもあったんだ…」

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