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桜の夢

第13章 反撃


「で、流星。俺らはどうするんだ?」


誠司は間瀬が出ていった扉を見ながら言った。


「色んな嫌がらせって言っても、多分トップがいるだろ?間瀬に聞き出してもらってそこを叩く」


俺もその扉を見ながら言う。


「暴力は駄目だぜ」

「暴力に頼らなくても方法はあるんだよ」


俺は空を見上げた。

真っ青で綺麗で澄みきった空。

何故だか俺の心も同じだ。

心愛をこんな目に合わせた奴らに手加減はしない。

絶対、後悔させてやる。

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