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桜の夢

第3章 接点

その抱きついたままで小百合は喋る。


「誠司君も流星君もおはよっ」

「おはよう小百合ちゃん」

「えっ、何?小百合、知り合いなの?」

「うん。私達中学同じだから。二人が野球部で私マネージャーだった」

「嘘っ?!」


知り合いってことより、小百合がマネージャーってことに驚いた。

小百合がきちんと仕事をしてたとは、正直思えない。


「小百合、ちゃんと仕事してたの?」

「何それ、心愛酷いっ!」


私をぽかぽか殴る小百合。

あー、可愛い…。

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