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桜の夢

第4章 鈍感


「てか、小百合って流星のこと好きなの?それだったら応援するよ」

「え゛っ?!」


小百合は明らかに驚いた反応をした。


「違うの?小百合、イケメン好きだし、流星のことになると目を輝かせてるし」

「…確かにイケメンは好きだけど、流星君は付き合い長いからそんな感情もわかないよ。というか…」


そこで私の目を覗き込む。

黒くてまんまるの瞳が可愛い。


「ほんとに気づいてないの?」

「えっ?何に?」


そう私が言うと、小百合は盛大にため息をついた。

えっと…私何か変なこと言ったっけ?

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