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桜の夢

第6章 満開とハイチュウ

厨房でオーダーを伝えた後、ホールに戻ろうとすると船橋さんと鉢合わせた。


「東城さん、お疲れ。大丈夫?」

「はい。ちょっと疲れましたが」

「だよね。じゃあ…」


そういうと、船橋さんは私の口に何か押し込んだ。

んぐっ…って甘い?!

押し込まれたのはあめ玉だった。


「何であめ玉なんて持っているんですか?」

「まぁ色々とね。それ舐め終わるまで裏に行ってて。ついでに休憩しておいで」


そう言って船橋さんはホールに戻っていった。

船橋さんって出来た人だなぁ…。

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