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桜の夢

第6章 満開とハイチュウ

「昼休みになんか間瀬に怒られてたみたいだけど…どうした?」

「あぁ…と、それは…」


どうしよう…。

これは流星に言っていいのかな…。

なにより、流星のことを好きな子たちのことだからな…。

考えた結果、私は黙っておくことにした。


「なんでもないよ」

「嘘つけ。間瀬があんなに怒ること、普通ないだろ」


流石、中学からの付き合い…。


「ちょっと私が失敗しただけだよ」

「失敗って?」

「それは…秘密。恥ずかしいから」


ほんとは恥ずかしくもないけど。

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