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桜の夢

第7章 嫌がらせ

学校の正門の所でようやく小百合に追いつく。

もう、何気に足は早いんだから…。

そこで昨日以上に素直に、丁寧に(しかし何に対して怒ったのかはよく分からないが)謝った。


「心愛、私が何に対して怒ってるのか分からないでしょ?」

「うっ…ご、ごめん」

「はぁ…。まぁ心愛だしね。ゆっくり気付けばいいよ」


何かとても失礼なことを言われた気がしたが、小百合は許してくれた。

…小百合が許してくれたなら、まぁいっか!

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