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あなたの隣で恋をする

第1章 隣の山梨くん

『ふぁ~』

あくびをしながら身支度をすませて
家を出た


今日から登校日!!
ひさびさにみんなに会えるの楽しみー



鍵を閉めて
チラッと横の部屋のドアを見る



あれから大丈夫かな…?

まあ、大人だしいけるよね♪



私は気にせず学校に向かった











「席つけー」


げっ!!

また矢野先生だよぉ

矢野先生は数学の先生で
前の担任

そして今からも担任……。

私、運ないわー



「今日からこのクラスの担任になった
矢野だ

まあ、去年教えたやつが多いから
だいたいおまえらのことは知ってるけどな


今年もよろしく、や・ま・し・ろ!!」


『はっはいぃ!!』


やだやだやだ
先生絡まないでよぉ


私が数学できないの知ってるくせに



「あっ!!忘れるとこだった

おまえら喜べー、転校生だ

おーい、入ってこい」



教室が一気にざわめく

もちろん私もざわめく1人だ



ーーガラッ

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