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私には夢があるの。

第17章 なにもできない…?

母「…え?

なにかって…なにを?」


春「私がちゃんと、

生きれたってことを、
この世界に証として残したいの。」



驚きを隠せないでいた母の
目は、涙でゆるむ。



母「春夏…?

まだ死んでしまうとは、
限らな「もぅいいよ。」



私の頭を撫でるお母さんの
手をとって、


両手で包む。


春「…覚悟は、
もぅできたから。


だから、

この世界に

私を認めて欲しいの。」



私の言葉に涙を流し、


重なる手に顔をうずめる。


ごめんね、ありがとう。

これで迷惑、

最後だからね。

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