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私には夢があるの。

第20章 お姉さんが言った。



春「…しゅー…しゅー…


に、西…鬼…?

しゅー…

来てくれた…しゅー

の?」



…もうしゃべらないで。


私のために、しゃべって
苦しくなるなら、


もうしゃべらないで。


そう心から思った。



西「うん。

お見舞い!


…私ね、学校で、
ハンドスプリング、

できるように
なったんだよ?」


シルエットだけが
浮かび上がるカーテン。


その向こうにいるのは、
大好きなお姉さん。


…だけど…。

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