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雪月花

第2章 委員会

「申し訳ありませんが、これ以上いても無駄な時間を過ごすようなので帰宅します」


そう言って東城は荷物をまとめる。

その様子を見て一人の役員が嫌にニヤニヤしながら言う。


「そうですか。帰宅ですか。別に貴女の帰宅は勝手です。しかし、あなたのクラスが球技大会でどうなるか…分かってますね?」


ほんとに腐ってんな、コイツら。

ぶっ飛ばしてやろうか。

だが、東城はそんな脅しに臆する事なく言う。

その瞳は揺るがない。

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