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雪月花

第2章 委員会

「お言葉ですが…こんな委員会に仕切られてちゃ、大会そのものも出来ませんよ」


凛とした声で更に続ける。


「それにこんなんじゃ、勝っても嬉しくないですしね」


そこまで言い切ると東城は「失礼します」と言って、教室を出ていった。

すげぇ…笑ってしまうくらい潔い…。

役員たちはポカンとしていた。

が、途端に笑いだした。

…ふざけんなよ。

今度は俺がキレる番だった。

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