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雪月花

第1章 冬のある日

「流星、この後直ぐ帰る?マック行かね?」

「ん~…。どうすっかなぁ…」


携帯の時計を見つつ考える。

時刻はPM6:00過ぎ。

この学校のグラウンドの照明は節電か何かでPM6:00をまわると消えてしまう。

なので、暗くなるのが早い冬場はそこで練習が終わる。

願ったり叶ったりだ。


「まぁいっか。急ぐ用もないし。行くよ。駅前のとこだよな?」

「そうそう。あ、なんかクーポン無かったっけ…」


着替え終わった誠司はスマホでクーポンを探し始めた。

てかいつも思うけど、着替えるの早いな。こいつ。

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